うちの子供が幼稚園の時、同じクラスのお友達が、テレビドラマに出ていました。
主要人物ではなかったですが、一応、ドラマ全編を通しての登場人物、という感じでした。
出てくる回と、出てこない回があって、出てきた回は4回くらいだったのかな? エンドロールに名前は出ていました。
うちの子供は全員男の子で、その子は女の子でした。
確か劇団などに入って、芸能活動のための習いごとをしてたと思います。
「女の子のお母さんは勇気があるな~」と新鮮な気持ちでした。
自分の子供は、サッカーや水泳など、運動関係の習い事ばかり考えていたので。
実際、かわいらしい女の子でした。
目がパッチリしていて。
お姉ちゃんとお兄ちゃんがいる子でしたので、自分の気持ちも言えるタイプでしたし。
気が強いといえば、気が強い方かな? その子のお母さんがそもそも、アイドル(ジャニーズ系)好きのママさんでした。
ファンクラブに入ってライブのチケットをとったり、推しが出ている番組は録画を欠かさなかったりしてました。
なので、芸能活動との心理的な距離感がもともと近かったんじゃないかなと思います。
よく「○○ちゃん(子供)の仕事の関係で△△(推しのアイドル)に会えるときがきたら、○○の母親です~って言って近づいて、ハグしてもらう!」とか言ってました(笑) そこのおうちは、2世帯住宅で、ママの方のおじいちゃんおばあちゃんが同居していました。
おばあちゃんも、好きな野球選手の試合を見るために、一人でも他県の野球場に行けちゃうタイプでした。
やりたいことはやっちゃう!というバイタリティを、もとから備えている家族だったかもしれません。
実際、芸能活動の様子は、ときどきハードそうでした。
話を聞いて、うわーキツイ、私には無理だわ、と思うこともありました。
例えば、始発で東京のお台場へ向かうとか。
朝4時台に、幼稚園児を連れて、電車・・。
子供は電車の中で寝れるからなんとかなる、なんて言っていましたけど、キツイですよね。
親がパワフルじゃないとできないな、と思いました。
その話を聞いて「○○ちゃん(子供)大丈夫なのかね・・」と話すママさんもいました。
私も正直言うと、うちの子にはさせたくないな、と思いました。
ただ、もう何年も過ぎた今、あれも「経験」になったんだろうな、と思います。
親のやりたいことをやったということ。
子供に無理をさせてもやらせてみたこと。
親としては、やるのであれば全力でやらせてみたい!ということだったのだろうと思います。
所属している劇団?では、そのテンションが当たり前だったかもしれないですし。
私たちのような「外野」の言うことは気にせず、やってみた!というのは、今にして思えばすがすがしいことだと思います。
その後、小学校から先は別々になってしまったので、今はどうしているのか分かりません。
もしかしたら、有名になっていないだけで、劇団で芸能活動を続けているかもしれません。
辞めているかもしれません。
でも、無駄じゃなかったんじゃないかな?「自然体験をしてみる」とか「仕事体験をしてみる」とか、子供に何かを体験させると、学びがありますよね。
小さかった当時の彼女にも、その一つになったんじゃないかな、と思います。
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